ビッグモーター街路樹問題 神奈川 除草剤確認されれば被害届も

中古車販売会社「ビッグモーター」の各地の店舗前で街路樹が枯れている問題で、神奈川県の黒岩知事は県内の3つの店舗の前にある街路樹について、土壌調査を進めて除草剤によって枯れたことが確認されれば、警察に被害届を提出するなど厳正に対応していく考えを示しました。

神奈川県は、県が管理する道路に面しているビッグモーターの平塚市、藤沢市、横須賀市の3つの店舗の前で街路樹が枯れるなどして、これまでに合わせて4本を伐採したことを受けて、各店舗に聞き取りをしたり土壌を採取したりして除草剤が使われていないかなど調査を進めています。

この問題について黒岩知事は、31日の定例会見で「いったい何をどれだけまいていたのか、周りの住民に与える被害はあるのかなど、今しっかり調査しているところで、並行して警察にも相談している」と述べました。

県によりますと、各店舗は県の聞き取りに対し「店長が最近入れ替わったばかりで、当時の店長や店員に事実確認をする」などと回答したということです。

今後の対応について黒岩知事は「公共物である街路樹を除草剤で枯らすなどということが明らかになった場合は、警察に被害届を提出するなど厳正に対応していきたい」と述べました。