トヨタ EV普及急速に進む中国で現地の研究開発体制 強化へ

トヨタ自動車は、EV=電気自動車の普及が急速に進む中国の市場に対応するため、現地の研究開発の体制を強化すると発表しました。

発表によりますと、トヨタは、中国 江蘇省にある研究開発拠点について、人員体制を強化し、拠点の名称を「トヨタ自動車研究開発センター」から「トヨタ知能電動車研究開発センター」に1日付けで変更するということです。

3つの合弁企業の研究開発拠点からそれぞれ人員を集めるほか、グループのデンソーやアイシンの技術者も開発プロジェクトに参加し、体制を整えるとしています。

中国の実情にあわせたEVや自動運転、それに先進安全技術の開発を加速させるほか、競争力を強化するため部品設計の見直しや現地サプライヤーの開拓などで生産コストの削減にも取り組むとしています。

EVの普及が急速に進む中国市場をめぐっては、マツダや日産自動車も新型EVの投入を強化する方針を明らかにし、日系メーカーとしていかに存在感を示すかが課題となっています。