夏の全国高校野球 選手の甲子園球場の見学が始まる

夏の全国高校野球が8月6日に開幕するのを前に、31日から代表校の選手たちによる甲子園球場の見学が始まりました。

夏の全国高校野球では、大会前に代表校の選手たちが甲子園球場で練習するのが慣例でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降は、大会前に球場を訪れることができなくなっていました。

ことしは練習に代わって選手たちが甲子園球場を見学することになり、初日の31日はトップを切って4年ぶり11回目の出場となる岩手の花巻東高校の選手たちが訪れました。

ユニフォーム姿の選手たちは、15分間の見学時間の中でマウンドの高さや傾斜、それにポジションごとに土や芝の感触を確かめました。

このうち、高校通算で140本のホームランを打っている今大会注目の強打者、佐々木麟太郎選手はバッターボックスに立って、グラウンドの見え方などを確認していました。

佐々木選手は「甲子園の土を踏んで、イメージが湧いてきたので貴重な時間でした。夏の甲子園には特別な思い入れがありますし、やってきたことを信じて戦い抜きたいです」と話していました。

代表校の選手たちの見学は8月3日まで行われます。

夏の全国高校野球は、3日の組み合わせ抽せんを経て6日に開幕します。