G7とグローバル・サウス ウクライナ情勢めぐり協議へ

G7=主要7か国とグローバル・サウスと呼ばれる新興国などの政府高官らが、8月5日からサウジアラビアでウクライナ情勢などについて協議することになりました。

G7としては、この枠組みでの協議を継続し、ウクライナ支援などを巡ってグローバル・サウスの国々への働きかけを強めるねらいもあるとみられます。

外交筋によりますと、協議は8月5日と6日にサウジアラビア西部のジッダで行われ、G7とグローバル・サウスの国々の安全保障担当の政府高官が出席するほか、ウクライナからイエルマク大統領府長官が出席する方向で調整が進められています。

この協議はG7に加えて、インドやブラジル、トルコといったグローバル・サウスの国々の政府高官も出席するのが特徴で、6月デンマークで初めて開催されたのに続いて2回目となります。

協議では、ウクライナやロシアの情勢を巡って意見が交わされるほか、ことし9月の国連総会に合わせてアメリカで開く予定のウクライナの安全保障などを議論する首脳級の会議に向けた調整が進められるということです。

G7は7月リトアニアで開いた首脳会議で、ウクライナへの長期支援などを確認しましたが、グローバル・サウスの中にはロシアとの関係に配慮する国もあります。

G7としては、今回の枠組みでの協議を継続し、ロシアに対する圧力やウクライナ支援を巡ってグローバル・サウスの国々への働きかけを強めるねらいもあるとみられます。