「氷のトンネル」一日限定 4年ぶりの公開 北海道 西興部村

オホーツク海側の北海道西興部村で、冬に降り積もって固まった雪が下側だけとけてできる「氷のトンネル」が4年ぶりに一日限定で公開されました。

西興部村のウエンシリ岳のふもとにある沢では、冬の間に渓谷に積もった雪が、沢の水で下側の部分だけとけて「氷のトンネル」ができます。

崩れるおそれがあるため、ふだんは立ち入りが禁止されていますが、毎年7月の最後の日曜日だけは、入り口の手前まで近づくことができます。

去年までの3年間は新型コロナウイルスの影響で中止されてきましたが、30日、4年ぶりに一般に公開されました。

西興部村では、午前10時の気温が27度まで上がったのに対し、トンネルの入り口付近は17度近くまで下がり、訪れた人たちはひんやりとした空気が流れる中で、写真を撮影したり氷をさわったりして楽しんでいました。

遠軽町から訪れた40代の男性は「初めて来ました。最近は暑かったのでいい避暑になりました」と話していました。

また、家族4人で訪れていた東川町の小学2年生の男の子は「ちょっと寒かったけど、気持ちいいです。また来たいです」と話していました。