7月14日からの記録的な大雨で、中心部の広い範囲で住宅が浸水した秋田市では、市の職員がおよそ2万5000世帯を対象に住宅の現地調査を続けています。
市の災害対策本部の会議で29日までの調査結果が報告され
▽床上浸水が1803世帯
▽床下浸水が1178世帯
▽床上もしくは床下浸水とみられる被害が304世帯の、合わせて3285世帯で確認されたということです。
秋田市ではこれまで大雨で旭川や太平川が増水し、1139棟が床上まで水につかった昭和30年の洪水の被害が市に記録が残る昭和以降で最多でしたが、7月27日の時点でそれを上回って被害の数が増え続けています。
秋田市によりますと、実際に訪問できた世帯数は対象の半数程度にとどまっているということで、全容の把握を急いでいます。

秋田市 7月の大雨で床上浸水1800世帯余りに 昭和以降最多
秋田県秋田市では、7月の記録的な大雨で確認できた住宅の床上浸水の数がさらに増えて1800世帯余りに上り、記録が残る昭和以降で過去最多となっています。