秋田市 大雨での床上浸水1300世帯超 昭和以降で最大の被害に

今月中旬の記録的な大雨で、秋田市で確認された住宅の床上浸水は1300世帯を上回り、記録が残る昭和以降、最も大きな被害となりました。

今月14日からの記録的な大雨で秋田市では中心部の広い範囲で住宅が浸水し、市の職員がおよそ2万5000世帯を対象に住宅の現地調査を続けています。

28日開かれた市の災害対策本部の会議では27日までの調査結果が報告され、それによりますと、
▽床上浸水が1364世帯、
▽床下浸水が1036世帯、
▽床上もしくは床下浸水の被害とみられる世帯が310世帯と、
合わせて2710世帯で浸水被害が確認されたということです。

秋田市に残る、昭和に入ってからの記録では、これまでで最も大きな被害は昭和30年に1139棟が床上まで水につかった大雨災害でしたが、今回の大雨はこれを上回ることになりました。

市によりますと、これまでの現地調査で実際に訪問できた世帯は対象の半数以下にとどまっているということで、全容の把握を急いでいます。