国際

米紙“ウクライナ軍 数千人規模の兵士を投入” 反転攻勢強化か

ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、アメリカの有力紙は26日、アメリカ当局者の話として、ウクライナ軍が数千人規模の兵士を南部に投入したと伝えました。ウクライナが反転攻勢を強めているとみられ、南部での攻防が全体の戦況にどのような影響をもたらすのかが今後の焦点となりそうです。

26日付けのアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズはアメリカの当局者の話として、ウクライナ軍が数千人規模の兵士をウクライナ南部に投入したと伝えました。

投入したのはザポリージャ州とみられ、兵士の多くが欧米各国による訓練を受け、供与された兵器を装備しているということです。

ロシアが一方的に併合したクリミアに通じるロシアの支配地域を東西に分断させるねらいで、まずはザポリージャ州の要衝トクマクを目指すとしています。

こうした中、ロシア国防省は、26日朝からウクライナ軍がザポリージャ州のオリヒウ方面で大規模な攻勢を再開したと26日発表し、ロシア軍がすべて撃退したと主張しました。

ロシアのプーチン大統領は27日、国営メディアのインタビューで前線の状況について問われたのに対し、「ここ数日、戦闘が激化していることは確かだ」としたうえで、「主な戦闘はザポリージャ方面で起きた」と述べて、南部で激しい戦闘となっていることを認めました。

ウクライナが反転攻勢を強めているとみられ、南部での攻防が全体の戦況にどのような影響をもたらすのかが今後の焦点となりそうです。

東部ドニプロ 地元当局“ロシアのミサイル攻撃で9人けが”

ウクライナ東部ドニプロの地元当局などは28日、ロシアによるミサイル攻撃で12階建ての高層住宅と治安機関の建物が被害を受け、9人がけがをしたとSNSで発表しました。

現地からの映像では、攻撃を受けたとみられる建物の外壁が崩れ、辺り一面にがれきが散乱している様子や、救急隊員たちが活動している様子などが確認できます。

けが人の中には14歳と17歳の子どもや77歳の女性も含まれていて、体を強く打ったり、切り傷を負ったりしているものの、いずれも入院はしていないということです。

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