コロナ5類移行後の死者初公表 5月に死亡診断書など記載1367人

新型コロナが「5類」に移行したことし5月の死者数について、厚生労働省は迅速に把握するために死亡診断書などに「新型コロナ」と書かれたケースを集計した結果、1367人だったと公表しました。新型コロナが「5類」に移行してからの死者数が公表されるのは初めてです。

新型コロナの死者数については、感染症法上の分類が「5類」に移行するまでは、国が全国の死者数を毎日公表してきましたが、ことし5月に「5類」に移行してからは行われなくなり、厚生労働省は、死者数の動向を迅速に把握するため、死亡診断書などに「新型コロナ」と書かれたケースを分析する新たな集計を始めました。

28日はことし5月の死者数が公表され、それによりますと、新型コロナが最も死亡に影響した死者は610人で、前の月と比べて50人増えました。

また、新型コロナが、死因となった病気の経過に影響を及ぼした人も含めた死者は1367人で、前の月と比べて58人減りました。

新型コロナが「5類」に移行してから死者数が公表されるのは初めてです。

厚生労働省は引き続き動向を注視するとしています。