隅田川花火大会 29日に4年ぶり開催 事故防止へ警戒強化 警視庁

29日、4年ぶりの開催となる隅田川花火大会で、警視庁は会場周辺に多くの警察官を配置して見物客の整理・誘導を行うなど、雑踏事故防止に向けて警戒を強化することにしています。

隅田川花火大会は例年100万人近い人が訪れていて、4年ぶりの開催となることしも多くの人出が予想されています。

警視庁は、見物客が密集すると雑踏事故につながるおそれがあるとして、会場周辺に多くの警察官を配置して転倒防止などの対策を徹底する方針です。

具体的には、午後6時ごろから会場周辺の広い範囲の道路で車の通行を規制し、歩行者が通れるスペースを広げます。

また、人の流れがある歩道などで立ち止まると、後ろの人たちがつかえて転倒する危険が生じるため、立ち止まらずに歩きながら観賞するよう呼びかけます。

さらに、花火大会が終わったあとは周辺の鉄道の駅が混雑するため、駅の出入り口付近にも警察官を配置し、整理・誘導を行います。

去年10月には、韓国・ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)でハロウィーンを前に集まった大勢の人が折り重なるように倒れて150人以上が死亡する群衆事故が起きていて、警視庁は警戒レベルを引き上げて対応することにしています。