ビッグモーター問題 “損保会社の対応調査を” 自民 合同会議

中古車販売会社「ビッグモーター」による保険金の不正請求問題をめぐり、自民党の合同会議が開かれ、出席した議員からは、損害保険会社の対応に問題がなかったか調査するよう求める意見などが相次ぎました。

自民党は28日に、党本部で「ビッグモーター」による保険金の不正請求問題をめぐって、金融調査会などの合同会議を開きました。

この中で、調査会長を務める片山元地方創生担当大臣は「きのう大阪を訪れたが、本当にビッグモーターの広い間口の前に街路樹がなかった。損害補償や金融業全体の信任を高めるため、われわれもきちんと見ていきたい」と述べました。

このあと、金融庁の担当者が、問題の発覚を受け、ビッグモーターに出向者を出していた損害保険会社の対応について調査していることを説明しました。

これに対して、出席した議員からは「保険金が不正に支払われていたとすれば、非常に問題であり、しっかりと調査してほしい」という意見や、「適正に保険の査定ができるような客観的な基準を検討してはどうか」といった指摘などが相次ぎました。