フィリピン 木製ボートが転覆 少なくとも21人死亡

フィリピンのマニラ首都圏に隣接する湖で、乗客を乗せた木製ボートが転覆し、地元の警察によりますと少なくとも21人が死亡しました。

フィリピンの沿岸警備隊によりますとマニラ首都圏に隣接するフィリピン最大の湖、ラグナ湖で27日午後、地元の乗客を乗せていた木製のボートが転覆しました。

転覆したボートは地元の人たちの日常的な交通手段として使われていたもので、沿岸警備隊によりますと、およそ70人が乗って湖にある島に向かっていたとみられるということです。

沿岸警備隊は、現場の付近でおよそ40人を救助したということですが、地元の警察によりますとこれまでに少なくとも21人の死亡が確認されたということです。

沿岸警備隊などはボートの航行中に強風が吹き、乗客が片側に集まったためバランスを崩して傾き転覆したとみて事故の詳しい原因などについて調べています。

フィリピンでは26日、大型の台風5号が北部を通過したばかりで、現場の周辺では27日も雨と風が激しくなった時間帯があったということです。