秋田 大雨で太平山の登山道に被害 山小屋は今季の営業取りやめ

今月の記録的な大雨で、秋田市にある神社は、太平山の登山道などに大きな被害が出たことから、山頂にある山小屋の今シーズンの営業を取りやめました。登山道の復旧には数年かかるとみています。

太平山は秋田県のほぼ中央に位置する標高1170メートルの山で、山頂には太平山三吉神社が管理する奥宮や山小屋があり、毎年この時期には花や自然を目当てにした登山客などでにぎわいます。

神社によりますと、今月の記録的な大雨で登山者のほとんどが利用する旭又駐車場からの登山道で、橋の崩落や倒木などの被害が確認されたということです。

登山道はほかにもありますが、初心者には難しいことから神社は山頂にある山小屋の今シーズンの営業を取りやめました。

神社では、登山道の復旧には数年かかるとみています。

太平山三吉神社の田村泰教宮司は「かつてないほどの被害で驚いています。再び登山ができるよう、県や秋田市には早い時期の復旧をお願いしたいです」と話していました。