秋田市の床上浸水1077世帯 過去最悪の被害か 7月の記録的大雨

7月中旬の記録的な大雨で秋田市は、住宅の床上浸水が26日までに確認できただけでも1077世帯にのぼると報告し、その規模は記録が残る中で過去最悪となる見通しです。

秋田市では、14日からの記録的な大雨で広い範囲が浸水し、市は住宅の現地調査を続けています。

秋田市はこれまで、被害が想定される地域の住民は最大でおよそ3万2000世帯としていましたが、その後、およそ2万5000世帯とし、27日の災害対策本部会議で26日までの調査結果が報告されました。

それによりますと、訪問できたのは対象のおよそ4割の1万1000世帯余りで、
床上浸水が1077世帯、
床下浸水が910世帯、
床上もしくは床下浸水の被害とみられるのが307世帯で、あわせて2294世帯で浸水被害が確認されました。

市の記録では、昭和30年の大雨で1139棟が床上まで水につかったのがこれまでで最も大きな被害だということです。

市は今後も住宅の現地調査を続けるため今回の床上浸水の規模は記録が残る中で過去最悪となる見通しです。

穂積市長は「今までにない大きな災害だと改めて感じている。被災された方々が早く復旧できるよう努めたい」と述べました。