28日も各地で猛暑日 九州では39度予想も 熱中症に厳重警戒を

気象庁によりますと、27日も西日本から北日本にかけて広く高気圧に覆われ、気温がぐんぐんと上がりました。

大阪府枚方市では、午後2時すぎに気温が39.8度に達し、1977年に統計を取りはじめてから最も高く、ことし全国で最高となりました。

このほか、日中の最高気温は、
▽大阪府豊中市で39.5度
▽岐阜市と栃木県佐野市で39.4度
▽埼玉県鳩山町と愛知県愛西市で39.3度
▽京都市で38.8度
▽広島県府中市で38.6度など、
各地で危険な暑さとなりました。

また、
▽福岡県久留米市で37.7度
▽高松市で37.5度
▽福島県伊達市で37.1度
▽東京の都心で36.9度
▽北海道池田町で35.2度など、
全国251の観測点で猛暑日となりました。

気象庁の観測点の9割近くで30度を超え、北海道では、およそ2年ぶりに熱中症警戒アラートが発表されました。

夕方になっても気温が35度以上のところも多く、夜になっても気温が十分に下がらず28日の朝にかけても熱中症に警戒が必要です。

28日も気温が上がりやすく、日中の最高気温は、
▽大分県日田市で39度
▽熊本市や福岡県久留米市、京都市、前橋市などで38度と、
命に関わる危険な暑さが見込まれています。

また、
▽大阪市や岐阜市、さいたま市、福島市で37度
▽高松市や鳥取市、甲府市、東京の都心、北海道帯広市で36度
▽富山市、名古屋市、仙台市で35度などと、
広い範囲で猛暑日が予想されています。

気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、北海道の十勝地方、茨城県、群馬県、埼玉県、東京、山梨県、愛知県、岐阜県、三重県、新潟県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、兵庫県、和歌山県、中国地方、四国、九州北部、奄美地方を除く鹿児島県、沖縄県の八重山地方に熱中症警戒アラートを発表しています。

今月に入って熱中症で病院に搬送される人が急増し、亡くなるケースも相次いでいます。

熱中症に厳重な警戒が必要です。

不要不急の外出は避け、屋内でもエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇かなくても、こまめに水分を補給するなど対策を徹底してください。

一方、暖かく湿った空気や日中の気温の上昇などの影響で、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、山沿いなどで雨雲が発達しています。

27日夜にかけて局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。