福岡市で開かれている水泳の世界選手権は大会13日目、競泳の男子200メートルバタフライの決勝が行われ、東京オリンピックでこの種目、銀メダルを獲得した本多選手が出場しました。
レースは、今大会の男子400メートル個人メドレーで世界新記録をマークしたフランスの21歳、レオン・マルシャン選手が中盤からトップに立って引っ張る展開となりました。
本多選手も前半から積極的に飛ばし、4位で折り返すと、強化してきた中盤でスピードを上げ、残り50メートルの最後のターンの時点では2位に順位を上げました。
そのあと1つ順位を落としましたが、1分53秒66のタイムで銅メダルを獲得しました。
本多選手はこの種目去年に続く銅メダルで、今大会、日本競泳陣として2つ目のメダルです。
金メダルはマルシャン選手、銀メダルはポーランドのクシュツトフ・フミレウスキ選手でした。
このほか、混合400メートルリレーの決勝では、日本はアンカーに池江璃花子選手を起用したメンバーで臨みましたが7位でした。
また、男子200メートル個人メドレーの準決勝では小方颯選手が全体の5位、瀬戸大也選手が6位で決勝に進みました。
女子200メートルバタフライの準決勝では三井愛梨選手が全体の7位で決勝に進んだ一方、牧野紘子選手は9位で決勝に進めませんでした。
女子50メートル背泳ぎの準決勝では高橋美紀選手は全体の14位で決勝に進めませんでした。
水泳 世界選手権 本多灯が銅メダル 男子200mバタフライ
福岡市で開かれている水泳の世界選手権、競泳の男子200メートルバタフライの決勝が行われ、東京オリンピックの銀メダリスト、本多灯選手が1分53秒66のタイムで銅メダルを獲得しました。
本多灯「本当にうれしい そのひと言に尽きる」
男子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した本多灯選手はレース後、「メダルを取れたことは本当にうれしい。そのひと言に尽きる」と喜びを語りました。
競泳の初日に出場した男子400メートル個人メドレーで予選で敗退したことが、気持ちに大きく影響していたことについては「プレッシャーを自分で大きくしてしまい、決勝に向けても引っかかっていた」と改めて振り返ったうえで「それ以上にメダルを取りたいという気持ちは本当にあったので、今回の世界選手権をやり遂げられたと思っている」と話しました。
そして、来年のパリオリンピックに向けては「自分の足りないところを再認識して、強いライバルたちを見て刺激を受けて、もう一度模索してチャレンジしていきたい」と意気込みを語りました。