岸田首相 秋田県知事らと意見交換“大雨被害 必要な対策推進”

岸田総理大臣は、記録的な大雨で大きな被害が出ている秋田県の佐竹知事らとオンラインで意見交換を行い、自治体の意見を踏まえ、必要な対策を推進していく考えを強調しました。

今月中旬の記録的な大雨で秋田県内で家屋が浸水するなどの被害が出ていることを受け、岸田総理大臣は26日午後、佐竹知事や秋田市の穂積市長とオンラインで意見交換を行いました。

この中で佐竹知事は「特に秋田市内で住居や店舗などの被害が極めて甚大だ。広範に断水が続いた市町村もあり、県民生活への影響は深刻だ」と被災状況を報告しました。

また穂積市長は「復旧に向けて全力で取り組んでいるが、速やかに日常生活を取り戻し、経済の立て直しを図る必要があり、総合的な対策が急務となっている」と訴えました。

これに対し、岸田総理大臣は「いまだに日常生活を取り戻すことができない多くの方々のことを思うと心が痛む」と述べました。

その上で「政府としては、当初から自衛隊の災害派遣や、給水支援を含む災害応急対策などに全力で取り組んできたが、引き続き被災自治体と緊密に連携をしながら、被災者の生活再建支援、被災地の復旧支援にしっかり取り組んでいく」と述べ、自治体の意見を踏まえ、必要な対策を推進していく考えを強調しました。