記録的大雨の秋田市 浸水被害の高校で10日以上たった今も停電

記録的な大雨となった秋田市にある高校では、設備が浸水する被害を受け停電が続いています。

秋田市中心部にある聖霊女子短期大学付属高校では、今月中旬の記録的な大雨で、図書館や体育館、ホールなどの1階の施設がほぼ水につかりました。

また、地下室が水没した影響で電気設備やポンプなどが故障し、大雨から10日以上たった今も校内では停電が続いています。

また、図書館では、蔵書のうちの半分以上が廃棄となったほか、体育館も床の張り替えが必要で使えない状態です。

高校は今月20日から夏休みに入っていて、26日も教職員や高校の卒業生、部活動ができない生徒など、およそ50人が協力して浸水した場所の消毒作業にあたっていました。

高校では来月下旬までには復旧させたいとしていますが、めどは立っていません。

工藤保代校長は「学校の歴史や思い出を記録したものも水につかってしまい、処分しなければいけないのは悲しいです。困難を乗り越えて一からやり直したいという気持ちで頑張っています」と話しています。