東北~九州 すでに35度以上の猛暑日に 熱中症への警戒を

26日も全国的に晴れて午前中から気温が上がり、東北から九州にかけてすでに35度以上の猛暑日となっています。連日、気温が高い状態が続いていて、冷房の適切な利用やこまめな水分補給を心がけ、熱中症への警戒を続けてください。

気象庁によりますと、26日も西日本から北日本にかけて高気圧に覆われ、午前中から晴れて気温が上がっています。

午前11時までの最高気温は
▽埼玉県鳩山町と千葉県君津市坂畑で36.7度
▽東京の都心と群馬県桐生市で36.2度
▽福島市で35.5度、▽名古屋市で35.3度
▽福岡県太宰府市35.1度などと、すでに猛暑日となっています。

また、
▽大阪市で33.7度
▽広島市と高松市で32.5度などと各地で厳しい暑さになっています。

東京の都心では今月の猛暑日の日数が8日と、2001年の7日を22年ぶりに上回り、7月としては気象庁が1875年に統計を取り始めてから最も多くなりました。

このあと気温はさらに上がる見込みで、日中の最高気温は
▽岐阜市やさいたま市、前橋市で39度
▽名古屋市や甲府市で38度と危険な暑さが予想されているほか
▽東京の都心や熊本市、京都市、福島市で37度
▽高松市や岡山市、大阪市で36度などと各地で猛暑日になる見込みです。

気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、静岡県と愛知県、三重県、新潟県、富山県、石川県、滋賀県、大阪府、兵庫県、和歌山県、広島県、島根県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、奄美地方を含む鹿児島県、沖縄県の八重山地方に「熱中症警戒アラート」を発表しています。

今月に入って熱中症で病院に搬送される人が急増していて、亡くなるケースも相次いでいます。

建物の中で体調を崩す人も多く、
▽エアコンなどで室温を適切に調節し
▽のどが渇かなくてもこまめに水分補給をしてください。

また、屋外で活動する際には無理をせず定期的に休憩をとるなど熱中症への対策を続けてください。