水泳 世界選手権 鈴木聡美 女子100m平泳ぎで8位

福岡市で開かれている水泳の世界選手権、競泳の女子100メートル平泳ぎの決勝が行われ、地元、福岡県出身の鈴木聡美選手は1分6秒67で8位でした。

福岡市で開かれている水泳の世界選手権は大会12日目、競泳の女子100メートル平泳ぎの決勝が行われ、ロンドンオリンピックでこの種目、銅メダルを獲得した32歳の鈴木選手が出場しました。

5年ぶりに日本代表に選ばれた鈴木選手は、予選では14年ぶりに自己ベストをマークするなど、調子をあげて決勝のレースに臨みました。

課題としていたスタートから積極的な泳ぎを見せますが、8位で折り返すと、後半も粘ったものの上位との差を詰められず、1分6秒67のタイムで8位でした。

金メダルはリトアニアのルタ・メイルティテ選手、銀メダルは南アフリカのタチアナ・スクンマーカー選手、銅メダルはアメリカのリディア・ジェイコビー選手でした。

また、男子200メートルバタフライの準決勝では、東京オリンピックでこの種目、銀メダルを獲得した本多灯選手が全体の5位で決勝進出を決めた一方、森本哲平選手は全体の10位で決勝に進めませんでした。

男子50メートル平泳ぎの準決勝では、日本雄也選手が全体の11位で決勝進出を逃しました。

鈴木聡美選手「少し硬さがあった」

女子100メートル平泳ぎの決勝で8位だった鈴木聡美選手はレース後、「少し硬さがあったのではないかと思う。予選、準決勝といい記録を出して、応援して下さった皆さんの期待がかなり大きかったと思うので、その期待を裏切ってしまうようなかたちになり、申し訳ないという気持ち」と話しました。

一方で、「今まで1分7秒かかっていた100メートルを予選、準決勝、決勝ともに1分6秒台で泳ぐことができたので1つの成長があった。50メートルにつながるようないいレースができたと思っている」と手応えも口にし、本命とする今月29日の女子50メートル平泳ぎを見据えていました。

本多灯選手「泳ぎ切るしかない」

男子200メートルバタフライで決勝に進んだ本多灯選手は「予選よりもタイムを上げたかったが、うまくいかなかったので修正したい」と話しました。

23日に出場した男子400メートル個人メドレーで、予選で敗退したことが気持ちに大きく影響しているとし、「大きな試合でうまくいかないことが初めに起きてしまい、今の心情としては苦しい」としたうえで、26日の決勝に向けては、「自分ができることをしたい。スタート台に立ったら200メートルを泳ぎ切るしかないので、やるだけだと思う」と気持ちを切り替えていました。