電動キックボード 都内で取締り 今月15日までの違反は147件

今月から一定の条件を満たした電動キックボードが運転免許なしに利用できるようになり、利用者の増加が見込まれる中、25日に東京都内で取締りが行われ、警察官が利用者に交通ルールを守るよう呼びかけました。

電動キックボードは、今月から最高速度や車体の大きさなど一定の基準を満たしたものを対象に、16歳以上は運転免許なしに利用できるようになり、今後、利用者の増加が見込まれています。

25日に東京 渋谷区で取締りが行われ、警視庁の警察官などおよそ40人が集まりました。

警察官は、利用者に交通ルールが書かれたチラシを手渡して安全運転を呼びかけたほか、新しい基準に当てはまらない電動キックボードの利用者に対しては、運転免許証が必要であることなどを伝えて警告していました。

警視庁によりますと、今月1日から15日までに電動キックボードの利用者が信号無視などの交通違反で取締りを受けた件数は147件だったということです。

警視庁交通総務課の大成浩司管理官は「酒を飲んで利用するなど無謀な運転はとても危険だ。事故や違反を減らすため、取締りやルールの啓発を徹底して進めたい」と話していました。