ロッテ 佐々木朗希 左脇腹肉離れで1軍登録抹消“全治約2か月”

プロ野球・ロッテでここまで防御率と奪三振数でリーグトップの成績を残している佐々木朗希投手が左脇腹の肉離れのため、25日に1軍の出場選手登録を抹消されました。

今季ここまで7勝2敗 防御率1.48 奪三振130

佐々木投手は24日夜、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦に先発し、6回93球を投げて交代しました。

球団の発表などによりますと、佐々木投手は6回にソフトバンクの5番 栗原陵矢選手への投球時に脇腹に違和感を感じ、その後痛みが増したため、25日午前中に千葉県内の病院を受診した結果、左脇腹の肉離れと診断されたということです。

24日 6回を終えベンチに戻る佐々木投手

25日の試合前に取材に応じた吉井監督は全治までおよそ2か月かかるとの見通しを示し佐々木投手は1軍の選手登録を抹消されました。

佐々木投手は今月19日のオールスターゲーム第1戦で先発して1イニングを投げ、24日は中4日での先発でした。

佐々木投手はここまで13試合に先発して7勝2敗で、防御率はリーグトップの1.48、奪三振もリーグトップの130の成績を残していました。

吉井監督 回復状況によっては今季中の復帰難しい可能性も示唆

ロッテの吉井監督は試合前に報道陣の取材に応じ、佐々木朗希投手のけがについて、「きのうの90球目でなったという話だ。90球目にちょっと違和感があって、そのあとも投げてベンチに戻ってきて、だんだん痛みが増してきたようだ」と説明しました。

今後については「まずはけがをしっかり治さないといけない。シーズン中に戻ってきてほしいとは思っているが、彼の回復力がどんなものかによって変わってくると思う。早ければ2か月、もし遅かったらちょっときついかな」と回復状況によっては今シーズン中の復帰が難しい可能性もあると話しました。

その上で、投手陣の柱が抜ける中でのチームの戦い方について「きのう一晩考えたがなかなかいいものが思いつかなかった。本当にいるメンバーでやっていくしかない。あんまり好きなことばではないが、『ピンチはチャンス』で若い子たちにチャンスがくるということで、頑張っていきたい」と前を向きました。