“なでしこ”第2戦へ全体練習再開 熊谷「次につながる試合を」

サッカー女子のワールドカップで白星スタートを切った日本代表「なでしこジャパン」が、26日に行われるコスタリカとの1次リーグ第2戦に向けて全体練習を再開し、キャプテンの熊谷紗希選手が「チームとしてやるべき事を一人一人が理解しながら次につながる試合をしたい」と意気込みを話しました。

大会は、オーストラリアとニュージーランドで行われていて、日本は、22日の1次リーグ初戦で初出場のザンビアに5対0で快勝し、26日の第2戦では世界ランキング36位のコスタリカと対戦します。

24日は、午前11時ごろから拠点を置くニュージーランドのクライストチャーチでおよそ1時間の練習を行いました。

冒頭の15分間のみが報道陣に公開され、前日は、別メニューだったキャプテンの熊谷選手やディフェンダーの清水梨紗選手など主力も加わって全体練習を再開し、パス回しなどに汗を流していました。

熊谷選手は「チーム全体で戦っている一体感はすごく感じるので本当に油断することなくこの勢いでチーム一丸となって第2戦も勝ちたい。チームとしてやるべき事を一人一人が理解しながら次につながる試合をしたい」と意気込みを話しました。

コスタリカ戦は日本時間の26日午後2時からニュージーランド南部の都市、ダニーデンで行われ、日本が勝つと、直後に試合があるスペインがザンビアに勝つか引き分けると決勝トーナメント進出が決まります。

清水梨紗「第2戦で1次リーグ突破決めたい」

ディフェンダーの清水梨紗選手は、コスタリカ戦に向けて「スピードの速い攻撃の選手がいるので自分たちが攻撃をしているときのリスクマネージメントや背後へのケアが初戦と変わらず大事になってくる」と話しました。

そのうえで「中3日で少しハードだがチームとしても疲労回復のための取り組みを徹底しているし状態は戻ると思う。第2戦で1次リーグ突破を決めたいのでチーム全員で勝ちを目指して一つ一つのプレーで思い切りのいいプレーができればいいかなと思う」と意気込んでいました。

植木理子「本当に強いチームになれる」

フォワードの植木理子選手は、コスタリカ戦に向けて「本当にいい雰囲気だし勝った後も一喜一憂しすぎず全員が準備できているので本当に強いチームになれる。次の試合に勝つか負けるかで最終戦への気持ちも変わってくるし、本当に大事な試合だと思うので勝って次につなげたい」と意気込みを話しました。

植木選手は前回大会、代表に選ばれながらけがのため直前で離脱しました。初出場となった今大会では初戦のザンビア戦に後半途中から出場し、ペナルティーキックでワールドカップ初ゴールを決めています。

植木選手は、自身の役割について「ゴール前でのアイデアが大事になると思うし、いろんな人が関わりながらどんな形でもいいのでゴールを奪うことが大事かなと思う。自分のよさを出せているところもあるので楽しみだ」と話しました。