【動画】大阪「天神祭」 4年ぶり通常規模で開幕

大阪の夏の風物詩「天神祭」が4年ぶりに通常の規模で始まり、祭りの開幕を告げる「鉾流神事(ほこながししんじ)」が行われました。

大阪天満宮の「天神祭」は、大阪を代表する祭りの1つで、新型コロナウイルスの影響により一部の行事の中止や規模の縮小を余儀なくされていましたが、ことしは4年ぶりに通常の規模で行われることになり、24日、開幕しました。

24日は朝から宵宮祭が始まり、祭りの開幕を告げる「鉾流神事」が行われました。

神の使いの役である「神童」に選ばれた西天満小学校の6年生、田川瑛都さんに白木でつくった「神鉾」が授けられました。

堂島川の川岸に移った田川さんは、神職とともに「斎船(いわいぶね)」に乗り込み、川の中ほどまで進んだところで、「神鉾」を流して無病息災を祈りました。

24日の大阪市内は午前中から33度を超える暑さとなりましたが、多くの人が祭りの開幕を見守っていました。

天神祭は25日に本宮を迎え、去年まで中止されていたおよそ100隻の船が川を行き交う「船渡御」が行われるほか、地域の平穏を願って町を練り歩く「陸渡御」も通常どおりのおよそ3000人の規模で行われます。

また、25日夜には4年ぶりに、およそ3000発の花火も打ち上げられる予定です。