大相撲名古屋場所 初優勝の豊昇龍「上までいきたい」一夜明け

大相撲名古屋場所で初めての優勝を果たし、大関昇進を確実にした関脇 豊昇龍が千秋楽から一夜明けて名古屋市内の宿舎で記者会見に臨み「番付はまだ上があるので一生懸命稽古して、自分を信じて上までいきたい」と決意を述べました。

豊昇龍は23日まで行われた名古屋場所で12勝3敗で並んだ北勝富士との優勝決定戦を制して初めての優勝を果たしました。

千秋楽から一夜明け24日は名古屋市内にある宿舎で記者会見に臨み「今でも本当に優勝したのか信じられないが、たくさん連絡がきてみんな自分のことを応援してくれているんだと感じうれしかった」と心境を語りました。

初優勝を決めたあとの涙については「泣かないと思っていたけど我慢できなかった。それくらいうれしかった」と振り返りました。

また、23日夜、叔父で元横綱 朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさんとはテレビ電話をしたということで「『よくやった』と言われた。叔父さんが泣いているところを初めて見た」と話しました。

今場所は、大関昇進がかかる重圧もあって中日8日目から夜も眠れない日々が続いたことを明かし「大変だった。12日目に負けてあとがなくなったが、負けたことで集中が足りていないことがわかりその日から自分の相撲をしっかり考えることができた」と振り返りました。

日本相撲協会は、26日大関昇進に向けた臨時の理事会を開催することを決め、豊昇龍の大関昇進が確実となっています。

今後に向けて「優勝したことで終わったわけではない。番付はまだ上があるので一生懸命稽古して、自分を信じて上までいきたい」と意気込みを示しました。