プロ野球 ソフトバンクは11連敗 54年ぶり球団史上3回目

プロ野球・ソフトバンクは23日夜に行われたロッテ戦で延長10回、3対4でサヨナラ負けし、南海時代の昭和44年以来、54年ぶりとなる11連敗を喫しました。11連敗は球団史上3回目です。

ソフトバンクは、今月7日の楽天戦から9連敗し、オールスターゲームをはさんで22日に再開した後半戦の初戦でも勝てず連敗が「10」に伸び、23日夜、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたロッテとの試合に臨みました。

ソフトバンクは1点を追う6回、22日に1軍に昇格した新加入の5番・アストゥディーヨ選手が来日後初ホームランとなるツーランで逆転しました。しかしそのウラ、3人目の大津亮介投手がホームランを打たれ、3対3の同点に追いつかれ、試合はそのまま延長に入りました。

そして10回ウラ、7人目の津森宥紀投手がツーアウト満塁とされると、ロッテの3番・安田尚憲選手にタイムリーヒットを打たれ、3対4でサヨナラ負けしました。

ソフトバンクの連敗はこれで「11」となりました。

11連敗は、前身の南海時代に昭和44年6月4日から26日にかけて引き分けを1試合はさんで15連敗を喫して以来、54年ぶりで、球団史上3回目です。球団最長の連敗記録は15連敗ですが、引き分けをはさまずに11連敗したのは初めてです。

藤本博史監督 取材に応じず

ソフトバンクの藤本博史監督は試合後、報道陣に対しみずから「きょうは取材はいい」と話して取材に応じず、厳しい表情で球場をあとにしました。

一方、森浩之ヘッドコーチが取材に応じ「きょうは総力戦で、点を取られる前にピッチャーを代えていこうというプランだった。みんなが一生懸命にやった結果だ。結果がすべてなのでしっかりと受け止めて、あす、いろんな案を練りながら勝てるよう、前を向いて頑張ります」と話していました。

24日の予告先発はソフトバンクが石川柊太投手、ロッテは防御率と奪三振数がリーグトップの佐々木朗希選手です。