レッドソックス 吉田正尚 3安打で打率がリーグトップに

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手が本拠地のボストンで行われたメッツとのダブルヘッダーの第2試合でヒット3本を打ち、打率を3割1分9厘にあげてアメリカンリーグのトップに立ちました。

ダブルヘッダーの第1試合でノーヒットに終わった吉田選手は、第2試合に2番レフトで先発出場しました。

1回の第1打席は大リーグで通算209勝を挙げているメッツ先発のシャーザー投手からレフト前にヒットを打ち、3回の第2打席でもピッチャー強襲のヒットを打ちました。

第3打席はファーストゴロで、7回の第4打席は代わったピッチャーから1アウト二塁の場面でレフト前タイムリーを打ち、リードを広げました。

このあと今シーズン8個目の盗塁も決め、次のバッターのホームランで生還しました。

吉田選手は4打数3安打1打点と今シーズン9回目の3安打の固め打ちで打率を3割1分9厘にまであげ、アメリカンリーグのトップに立ちました。

試合はレッドソックスが8対6で勝ちました。

また、第1試合は、前日行われた試合が雨のため4回ウラで延期となって再開したもので、吉田選手は3番・指名打者で出場しました。

前日の試合でメッツは千賀滉大投手が先発し、吉田選手と大リーグで初めての対戦となりましたが、再開した試合には千賀投手はマウンドに上がりませんでした。

吉田選手はこの試合、3打数ノーヒットでした。

千賀投手は3回と3分の1イニングを投げ、ヒットは3本、三振3つを奪い、3失点で勝ち負けはつきませんでした。

試合はメッツが5対4で勝ちました。

吉田「数字は最終的なところ」

試合後、吉田選手はメッツのシャーザー投手との対戦について「大リーグを代表する投手から1打席目にヒットが出てよかった。2打席目もバットのヘッドがうまく残って飛んだコースもよかった。初見なので、ポイントを前に出すとやられる確率が高いので、なるべく長くボールを見られるようにと思った」と振り返りました。

7月の月間打率は4割7厘と絶好調で、首位打者争いでリーグトップに立ったことについては、「数字は最終的なところなので」と気にしませんでしたが、今シーズンの盗塁数がプロ野球時代を通じて自己最多に並ぶ「8」に到達したことを聞かれると、「足が速いと書いておいてください」と笑顔を見せていました。