熱波のギリシャ ロードス島で山火事 観光客など2000人以上避難

ヨーロッパ各地で猛暑が続く中、エーゲ海にあるギリシャのロードス島では、山火事により観光客を含む2000人以上が避難する事態となっています。

熱波に見舞われているギリシャのロードス島では、18日に発生した山火事が強風にあおられて燃え広がっていて、ギリシャの現地メディアによりますと、3つのホテルが燃えて観光客などの避難が船を使って進められています。

22日の映像では、ビーチに停泊した船に乗り込もうと多くの人たちが集まり、船に次々とスーツケースが運び込まれる様子が映っています。

救助には沿岸警備隊や海軍の船のほか20隻以上の民間の船も加わっていて、ギリシャの消防当局によりますと、これまでに2000人以上が避難したということです。

消火活動は170人以上の消防隊員やヘリコプターなどによって続けられていますが、火の勢いは衰えていないということです。

ギリシャでは、ロードス島のほかに首都アテネの近郊などでも山火事が発生していて、ロイター通信によりますと23日も気温が45度にのぼると予想されることから、ギリシャ当局は、さらなる山火事が発生する可能性が非常に高いとみて警告しているということです。