マレーシア 海外では最大規模とされる“盆踊り大会”

マレーシアで22日夜、海外では最大規模とされる盆踊り大会が開かれ、地元の人たちなど4万人余りが踊りの輪を作って日本の夏の雰囲気を楽しみました。

マレーシアでの盆踊り大会は、現地の日本人会などが、46年前の1977年に始めたもので、いまでは海外で開かれる盆踊り大会としては最大規模とされるまでになりました。

ことしもクアラルンプール近郊の会場にマレーシアの人たちや、現地で暮らす日本人など4万人余りが集まり、やぐらの周りを輪になって踊り、日本の夏の雰囲気を楽しんでいました。

参加したマレーシア人の21歳の男性は、「太鼓の演奏ややぐらの周りで踊っている人たちを見るのは本当に楽しいです。新しい文化に触れることができました」と話していました。

マレーシアは日本から学ぶことで国の発展を目指そうとした東方政策=「ルックイースト政策」を通じて日本との経済面や人材面での交流が深く、マレーシアにある日本大使館の高橋克彦大使は「マレーシアで日本の盆踊りが定着していることを感じる。これを土台に関係を広く深くしていくことが必要で、安全保障や高齢化対策、気候変動といった分野でも協力していきたい」と話していました。