岸田首相「子育てしやすい社会の実現を」こども家庭庁の催し

子育てを応援する機運を高めていこうとこども家庭庁で開かれた催しで、岸田総理大臣は、子育てをしやすい社会の実現を目指していく考えを強調しました。

政府は少子化対策を強化するため「こどもまんなかアクション」という取り組みを進めていて、こども家庭庁では記念の催しが開かれました。

このなかで岸田総理大臣は、参加者から子育て中の経験談を聞いたあと「私も男の子が3人いるので家の中はしっちゃかめっちゃかだった。皆さんの話は私にも重なる部分があった」と自身の子育てを振り返りました。

その上で「さまざまな給付や保育制度の充実といった政策も大事だが、気兼ねなく利用してもらうために社会も変わらなければならない。子育てに優しい社会の輪が全国に広がっていくことを期待したい」と述べ、子育てをしやすい社会の実現を目指していく考えを強調しました。

催しでは熊本博物館が子連れでも気兼ねなくプラネタリウムを楽しめる日を設けていることなどが紹介されました。

政府はこうした取り組みを紹介するシンポジウムを全国で開催したり、子育てを支援する団体などを表彰したりして社会全体で子育てを応援する機運を高めていきたいとしています。