小学生兄弟が発見“オス メス両方の特徴”珍しいクワガタ公開

オスとメス、両方の特徴を持つ珍しいノコギリクワガタを、群馬県高崎市の小学生の兄弟が見つけ、桐生市の県立ぐんま昆虫の森で公開が始まりました。ぐんま昆虫の森は「野外での発見例は非常に少なく、数年に一度、あるかないか」だとしています。

このノコギリクワガタは体長4センチほどで、「雌雄モザイク型」と呼ばれています。

体の大部分をオスの特徴が占める一方で、頭と胸の左半分にはメスの特徴が強く表れ、アゴは左側だけ小さく、脚や触覚は左側だけ短くなっています。

発見したのは高崎市の小学3年生の石渕匠くん(8)と、1年生の葵くん(6)の兄弟です。

先月30日の夜、近所の雑木林に家族で行った際に見つけ、珍しさに気づいて県立ぐんま昆虫の森に相談しました。

ぐんま昆虫の森は「野外における雌雄モザイク型の発見例は大変少なく、数年に一度、あるかないかのまれな事象だ」と評価し、21日から一般公開を始めました。

県立ぐんま昆虫の森の昆虫専門員、筒井学さんは「このようなクワガタを生きている姿で見られることはめったにないので、ぜひ見に来てもらいたい」と話していました。

このノコギリクワガタは、来月末まで公開されています。