埼玉 知事選投票率向上へ 渋沢栄一の新一万円札似せた投票済証

20日告示された埼玉県知事選挙の期日前投票が始まりました。深谷市では地元出身の渋沢栄一の肖像が新しい一万円札に使われるのにあわせ、このお札をかたどった「投票済証」を配る取り組みを行っています。

埼玉県知事選挙は21日から期日前投票が始まり、深谷市役所でも訪れた人が1票を投じていました。

深谷市では、投票を済ませた人に、地元出身の実業家で「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一の肖像を描いた投票済証を配っています。

投票済証は名刺ほどの大きさで、来年発行される新しい一万円札に似せて右側には渋沢の肖像がありますが、左上には「埼玉県知事選挙」、本来「すかし」がある部分には市のキャラクター「ふっかちゃん」がデザインされています。

ほかの期日前投票所に加え、投票日に各投票所でも配るということです。

前回、4年前の埼玉県知事選挙で深谷市の投票率は30.23%と、県内72の市区町村の中で低い方から9番目だったということで、投票率向上につなげたいとしています。

深谷市選挙管理委員会の柴崎弘文さんは「これをきっかけに選挙に興味をもってもらい、たくさんの方に投票に行ってもらいたいです」と話していました。

埼玉県知事選挙の投票日は来月6日で、即日開票されます。