秋田 五城目町 記録的大雨から1週間 家財運び出し作業続く

記録的な大雨から1週間となる21日、多くの住宅が浸水被害にあった秋田県五城目町では、水につかった家財を住宅から運び出したり泥を落としたりする作業が続けられています。

馬場目川が近くを流れる五城目町東磯ノ目の住宅では、午前中から、水につかった家具や食器の汚れを落としたり、壊れた家電を運び出したりしていました。

住宅は、2階建てで1階の床上50センチ以上まで浸水した跡があり、家の中には泥が入り、家具なども倒れている状態で、家族や近所の人と協力して片づけ作業を進めています。

しかし、断水が続いている影響で、泥をかき出したり家具の汚れを落としたりするのに必要な水が使えず、毎日給水所や離れた場所にある実家まで水をくみに行かなければならないため、作業は思うように進んでいないといいます。

この家に住む齊藤主計さんは「洗い物ができなかったり、掃除ができなかったりして、水が出ないことがいちばん切実な悩みです。いつ復旧できるのか、出口が見えない中ですが、元どおり住めるように力を合わせて片づけていきたい」と話していました。

小学5年生の娘、こあにさんは「暑いので弟に水を飲ませたりして熱中症に気をつけながら片づけています。頑張ってパパやママの手伝いをして家を元どおりに住めるようにしたいです」と話していました。