“ロシア軍攻撃でオデーサの中国領事館に被害”ウクライナ報道

ウクライナの地元メディアは20日、南部オデーサにある中国の総領事館が、ロシア軍による攻撃で被害を受けたと伝えました。地元の知事の発言を引用する形で伝えていて「民間の建物が破壊され、中国の総領事館も被害を受けた」としています。

地元出身の議員はSNSに被害を受けた総領事館だとする写真を投稿し、建物の窓ガラスが割れている様子が見て取れます。

中国外務省「死傷者なし」ロシア軍攻撃かは触れず

ウクライナの地元メディアが20日、南部オデーサにある中国の総領事館がロシア軍による攻撃で被害を受けたと伝えたことについて、中国外務省は20日夜、記者の質問に答える形で報道官の談話を発表しました。

談話では「オデーサの中国総領事館の近くで爆発が発生し、その衝撃で壁と窓ガラスの一部が落下した。総領事館の職員は早くから避難しており、死傷者は出なかった」としています。

そのうえで「中国は関係者と意思疎通を続け、ウクライナにある中国の団体や職員の安全を守るため、あらゆる必要な措置を講じる」と述べるにとどめ、ロシア軍による攻撃で被害を受けたかどうかについては触れませんでした。