水泳 ASデュエット フリールーティン 安永 比嘉ペアが銅メダル

福岡市で行われている水泳の世界選手権、アーティスティックスイミングのデュエットフリールーティンで、安永真白選手と比嘉もえ選手のペアが銅メダルを獲得しました。日本勢がこの種目でメダルを獲得したのは2007年の銅メダル以来、16年ぶりです。

福岡市で行われている水泳の世界選手権は大会7日目、アーティスティックスイミングのデュエットのフリールーティン決勝が行われ、予選11位で進んだ安永選手と比嘉選手のペアが出場しました。

予選では、4つの足技が認定されなかったことから、技を確実に決めるために難易度を下げて決勝に臨み、水中で無呼吸の状態で行う連続した足技はすべての技が認定されて得点を伸ばしました。

また、テーマである「黒ヒョウ」のスピード感を、入水前の陸上での動きや上半身をダイナミックに使った演技で表現し、249.5167をマークして銅メダルを獲得しました。

日本勢がこの種目でメダルを獲得したのは2007年の銅メダル以来、16年ぶりで、安永選手と比嘉選手のペアは今大会、テクニカルルーティンの金メダルに続いてのメダル獲得となりました。

1位はオーストリア、2位は中国でした。

このほか、チームのフリールーティン予選で日本は293.4522をマークし、3位で21日の決勝に進みました。

比嘉「応援が力になった」

アーティスティックスイミングのデュエットのフリールーティンで銅メダルを獲得した比嘉もえ選手は「すべての技が認定されて、表彰台に上がれたことが自信につながった」としたうえで「まだまだ追求していかなければいけない課題も見つかった」と振り返りました。

また福岡市で開催された今大会について「家族や友人が見ているからこそ、かっこいい演技を見せたい気持ちがあった。応援が力になった」と話しました。

また安永真白選手は「お互いを信じて頑張ろうと話して臨んだ。ただ納得のいく演技ではなかったので、悔しさもある」と決勝の演技を振り返りました。

予選から技の難易度を下げて臨んだことについては「技が認められないと、メダル争いにも加われない。攻めることも大切だが、確実に技をこなさなくてはいけないということを大会を通じて学んだ」と話しました。

チームのテクニカルルーティンで4位となり、メダルを逃したことを受け、21日のチームのフリールーティンの決勝に向けては「メダルがあるのと、ないのとでは全然違う。あすは必ずメダルを取りたい」と意気込みを語りました。