岸田首相 自民 菅前首相と会談 処理水放出計画 重要で一致

岸田総理大臣は自民党の菅前総理大臣と会談し、福島第一原発にたまる処理水を薄めて海に放出する計画が重要との認識で一致しました。

岸田総理大臣は、20日夕方、国会内にある菅前総理大臣の事務所を訪れ、30分余り会談しました。

この中で菅氏は、ことし5月に韓国を訪れてユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と、今月にはインドでモディ首相と会談したことなどを報告しました。

また、東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水を基準を下回る濃度に薄めて海に放出する計画について重要だと指摘し、岸田総理大臣も同様の認識を示したということです。

会談のあと岸田総理大臣は記者団に対し「秋に向けてさまざまな政治課題があり、意見交換を行い、アドバイスをいただいた」と述べました。

一方、内閣改造や自民党役員人事について相談したのかと問われたのに対しては「何も話していない」と述べました。