水泳 女子板飛び込み 三上紗也可がパリ五輪代表内定を確実に

福岡市で行われている水泳の世界選手権、飛び込みの女子板飛び込み準決勝で三上紗也可選手が3位に入って21日の決勝に進み、来年のパリオリンピックの代表内定を確実にしました。三上選手は決勝で順位が確定した時点で2大会連続のオリンピック代表に内定します。

福岡市で行われている水泳の世界選手権は大会7日目、上位12人で争う決勝に出場できればパリオリンピックの代表に内定する、飛び込みの女子板飛び込みの準決勝が行われ、去年の世界選手権でこの種目7位だった三上選手が出場しました。

予選を2位で通過した三上選手は、3回目を終えた時点で4位につけ4回目の演技では女子では世界でもできる選手が少ない大技、前向きに踏み切り、前向きに2回半回って2回ひねる「5154B」を決めて、71.40をマークし、3位に順位を上げました。

最後の5回目は、後ろ向きに踏み切って後ろ向きに2回半回る「205B」を落ち着いて決め、67.50をマークすると合計得点を340.55として3位となりました。

この結果、三上選手は21日の決勝に進み、パリオリンピックの代表内定を確実にしました。

決勝で順位が確定した時点で代表内定となり、三上選手は、内定すれば東京大会に続いて2大会連続のオリンピック出場となります。

女子板飛び込みには、去年の世界選手権でこの種目10位だった榎本遼香選手も出場しましたが、予選で34位とふるわず、準決勝に進めませんでした。

三上「決勝に進むことができてとにかく安心」

代表内定を確実にした三上紗也可選手は「予選、準決勝と安定した演技ができたのでそこが一番今ほっとしていて、決勝に進むことができてとにかく安心している」と率直な思いを話しました。

演技については「今まで何度か4回目までいいところにいっても、最後の5回目で失敗してしまいなかなか点数を伸ばすことができなかったが、きょうは5回の演技をまとめられてうれしい」と振り返りました。

パリ大会の代表内定を確実にしたことについては「とりあえず、最低限の目標を達成できたのでほっとしているが、これはまだ全然終わりじゃない」と先を見据えていました。

そして21日の決勝に向けては「きょうと同じように自分の演技にしっかり集中していい演技をしたい」と意気込んでいました。