ギリシャの世界遺産「猛烈な暑さ」理由に従業員らがストライキ

日本だけでなくヨーロッパでも記録的な暑さとなっていて、ギリシャの首都アテネの世界遺産アクロポリスでは、従業員たちが猛烈な暑さを理由にストライキを行うことがわかりました。

イギリスの新聞テレグラフやギリシャのメディアなどによりますと、パルテノン神殿があるギリシャの首都アテネの世界遺産アクロポリスなどの従業員たちが、猛烈な暑さの中で働かされていることに抗議するためストライキに入るということです。

アクロポリスは、通常午前8時から午後8時まで営業していますが、ストライキのため20日からは午後4時から4時間、従業員が業務を停止するとしています。

従業員でつくる労働組合は「ここ数日私たちが直面している問題を考慮し、観光客だけでなくスタッフの健康を守るため、満場一致でこの対応をとると決めた」としています。

AP通信は20日、ギリシャ南部の暑さは今週後半にはさらにひどくなり44度に近づくと伝えているほか、WMO=世界気象機関はヨーロッパの熱波による暑さは来月まで続く可能性があるとしています。