「土用の丑の日」前に うなぎの出荷最盛期 愛知 西尾

今月30日の「土用の丑(うし)の日」を前に、養殖うなぎの生産が盛んな愛知県西尾市でうなぎの出荷が最盛期を迎えています。

西尾市一色町は全国有数の養殖うなぎの産地で、およそ80の業者が稚魚のシラスウナギを育てています。

今月30日の「土用の丑の日」を前に今、出荷の最盛期を迎えていて、「一色うなぎ漁業協同組合」の出荷場には、長さ40センチから50センチほどに育ったうなぎが次々に運び込まれ、組合の職員たちが重さごとに選別していました。

うなぎはこのあと、1日か2日ほど冷たい水にさらして身を引き締めたあと、中部地方や関東地方を中心に出荷されます。

漁協によりますと、ことしは暑い日が続いたため、成育がやや遅れ気味だということですが、お盆の時期までの夏のピーク時の出荷量は去年並みのおよそ700トンを見込んでいます。

「一色うなぎ漁業協同組合」の山本浩二組合長は「ことしも品質のいいうなぎに育っていますので、存分に賞味していただけるとうれしいです」と話していました。