トレカ配送サービス 日本郵便が乗り出す

トレーディングカードの人気の高まりを受けて、日本郵便はフリマアプリなど個人の取り引きの需要に応えようと、新たな配送サービスに乗り出しました。

日本郵便が新たに始めたのは、トレーディングカードの配送に対応する封筒型の「ゆうパケットポストmini」で、従来のフリマアプリ向けの配送サービスと同様に出品者や購入者の匿名性と到着などの追跡の機能があります。

郵便ポストから発送が可能で、料金はフリマのサービスによって異なりますが、150円から180円となっています。

トレーディングカードは人気の高まりでここ数年、おもちゃ市場全体を押し上げる形となり、日本玩具協会のまとめでは、昨年度の市場規模は2348億円と全体の4分の1を占めるまでに拡大しています。

日本郵便としては、年賀状など郵便の取り扱い量の減少が続くなか、郵便の配達網を活用できる利点もあります。

郵便・物流マーケティング室の馬場慎一郎室長は「フリマサイト市場ではトレーディングカードの取り引きが活発になっている。このニーズを着実に取り込みたい」と話しています。