キックボクシングなどの格闘技で47戦全勝の成績を残して「神童」と呼ばれた那須川選手は、プロボクシングに転向し、ことし4月にスーパーバンタム級で臨んだデビュー戦で判定勝ちしました。
19日は、都内で記者会見が開かれ、那須川選手がことし9月18日に東京 江東区の有明アリーナで2戦目に臨むことが発表されました。
対戦相手のメキシコのファン・フローレス選手は、ここまで9戦して9勝をあげていて、このうち7つがノックアウトによる勝利だということです。

プロボクシング 那須川天心 9月に2戦目へ「インパクト残す」
キックボクシングからプロボクシングに転向して、ことし4月のデビュー戦で勝利した那須川天心選手が、ことし9月にメキシコの選手との2戦目に臨むことが決まり、「この試合でインパクトを残してタイトルマッチにつながるようにしたい」と意気込みを示しました。

那須川選手は「前回は距離を取ってうまく戦う感じだったが今回は自分から戦いに行く。人間は毎日、進化しないといけないと思うのでそれを体現してみせたい」と話しました。
そして、「この試合でインパクトを残して勝って、タイトルマッチというような価値のある誰もが認めるような試合につなげていきたい」と意気込みを示しました。
那須川選手は現在、東洋太平洋ランキング8位、日本ランキング7位となっていて、試合は2戦目としては特例となる8ラウンド制で行われます。

また、同じ日に、
▽ライトフライ級2団体統一チャンピオンの寺地拳四朗選手と、
▽ことし5月にスーパーフライ級の世界タイトルマッチで勝利し、2階級制覇を果たした中谷潤人選手の防衛戦がそれぞれ行われることも発表されました。
寺地選手は「4団体統一チャンピオンという目標に向けて圧倒的に勝ってレベルの違いを見せたいので楽しみにしてほしい」と意気込んでいました。
また、中谷選手は「相手は好戦的な選手なので自分のバランスを崩さずにいいタイミングを見つけてノックアウトするシーンを見せたい」と話していました。