東北 少しの雨でも災害の危険度高まるおそれ 土砂災害に警戒を

気象庁によりますと、日本海にある低気圧や前線の影響で、東北から九州にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、東北などに雨雲が流れ込んでいます。

秋田県では19日は雨が断続的に強まり、この24時間に降った雨の量が多いところで150ミリを超える大雨となりました。

東北南部を中心に、このあとしばらくは雷を伴って激しい雨が降るおそれがあるほか、20日は午後を中心に、東北から東日本にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。

秋田県など東北ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいるほか、護岸が損傷している川もあり、今後、少しの雨でも再び災害の危険度が高まるおそれがあります。

気象庁は引き続き土砂災害に警戒するとともに、川の増水や低い土地の浸水に十分注意するよう呼びかけています。

斜面や川の近くなど浸水などの危険性がある地域の方は、気象や避難などの情報に注意してください。

一方、関東や東海を中心に19日も気温が上がりました。

日中の最高気温は
▽千葉県茂原市と市原市の牛久で37.2度、
▽静岡県浜松市佐久間で36.1度、
▽愛知県豊田市で36度ちょうど、
▽三重県紀北町で35.9度、
▽東京・八王子市で35.4度などと猛暑日になったほか、
▽名古屋市で34.8度、
▽大阪市で34.1度、
▽東京の都心で33.9度などと厳しい暑さとなりました。

20日の朝にかけても気温が25度を下回らない熱帯夜になるところがある見込みで、引き続き、熱中症に警戒し、夜間も冷房を適切に使用するほか、水分をこまめに取るなど対策を取ってください。