国際

ロシア軍 農産物の積み出し拠点のウクライナ南部を報復攻撃

ロシア軍は農産物の積み出し拠点があるウクライナ南部の港湾都市に攻撃を行い、ウクライナ側はウクライナからの食料輸出に依存する国々の人たちの命を危険にさらすものだと非難しました。ロシア国防省は18日「ウクライナ南部のオデーサ付近にある無人艇の製造拠点などに対してミサイルによる報復攻撃を行った」と発表しました。

黒海に面した港湾都市のオデーサにはウクライナ産の農産物を積み出す港があり、ウクライナ大統領府のイエルマク長官は18日、ロシアが農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止したことを念頭に「攻撃はテロ国家がウクライナの食料輸出に依存する国々の4億人の命を危険にさらしたいと考えている証拠だ」と強く非難しました。

またウクライナのゼレンスキー大統領は18日の声明で港湾保護や海上輸送での食料の輸出について会議を行ったとし「世界の食料安全保障へのウクライナの役割を維持するための選択肢を探っている」と述べ農産物の輸出継続に取り組んでいく姿勢を改めて示しました。

一方、ウクライナ陸軍の司令官はハルキウ州でロシア軍が激しい攻撃を仕掛けるなど、東部方面は難しい状況にあるという認識を示しました。

こうした中、東部での戦闘に参加しているウクライナ国家警備隊の幹部はNHKの取材に対し「ロシア軍はルハンシク州などの方面で10万人以上の兵士を集結させている」としたうえで「ロシア軍はある程度の成功を収めている」と述べ、一部ではロシア軍が優勢になっていると認めました。

そして東部に部隊を集めることで南部などで反転攻勢を続けるウクライナ軍の部隊を分散させるねらいがあるという見方を示しました。

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