東北中心 再び19日にかけ大雨のおそれ 土砂災害など警戒を

記録的な大雨となった秋田県では再び前線の活動が活発になり激しい雨が降っています。東北の日本海側を中心に19日にかけて、北陸と新潟県は19日から20日にかけて激しい雨が降って大雨となるおそれがあり、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒を続けてください。

気象庁によりますと、日本海からの梅雨前線が再び東北にのび、16日にかけて記録的な大雨となった秋田県のほか、岩手県などで雨雲が発達しています。

18日午後10時までの1時間には国土交通省が秋田市河辺岩見に設置した雨量計で34ミリの激しい雨を観測しました。

岩手県では土砂災害の危険性が高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

また九州でも雨雲が発達し、断続的に激しい雨が降っています。

前線は次第に南下し、19日には北陸に近づく見込みで、東北では日本海側を中心に19日にかけて、北陸と新潟県では19日昼ごろから20日にかけて雷を伴って激しい雨が降り大雨になるおそれがあります。

19日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで東北の日本海側を中心に120ミリ、新潟県で100ミリ、北陸で70ミリと予想されています。

さらに20日の夕方までには東北と北陸、それに新潟県の多いところで50ミリから100ミリの雨が降る見込みです。

秋田など 少しの雨で再び災害の危険度高まるおそれ

秋田県など東北ではこれまでの大雨で地盤が緩んだり、護岸が損傷している川もあり、今後、少しの雨でも再び災害の危険度が高まるおそれがあります。

最新の気象情報を確認したうえで引き続き土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒し、山の斜面や増水した川、渓流などには近づかないようにしてください。