「ラファール」など参加 フランス空軍と宮崎で共同訓練へ

航空自衛隊は、フランス空軍と国内で初めてとなる共同訓練を来週行うと発表しました。「フランスによる日本周辺地域への関与を促進するものになる」としています。

航空自衛隊によりますと、フランス空軍との共同訓練は今月26日から29日にかけて、宮崎県の新田原基地を拠点に行われます。

航空自衛隊のF15戦闘機やフランス空軍の「ラファール」戦闘機など合わせておよそ10機が参加し、戦術訓練を行うとしています。

日本とフランスは、ことし5月に行われた外務・防衛の閣僚協議で防衛分野の協力や交流を進めていくことで一致していて、航空自衛隊とフランス空軍が国内で共同訓練を行うのは初めてです。

航空自衛隊は「共同訓練は、フランスによる日本周辺地域への関与を促進し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた意義深い取り組みになる」としています。

航空自衛隊は、去年9月とことし1月にも、ドイツとインドの空軍とそれぞれ国内では初めてとなる共同訓練を行っていて、活動を活発化させている中国軍を念頭に、多国間での連携を強化するねらいがあるとみられます。