熱中症 9日までの1週間で3900人余搬送 「対策徹底を」 総務相

松本総務大臣は、今月9日までの1週間に、熱中症で病院に搬送された人は全国で3900人余りに上り、例年より高い水準だとしたうえで、こまめな水分補給など基本的な対策を徹底するよう呼びかけました。

気象庁によりますと、17日は全国200近くの観測点で35度以上の猛暑日となり、18日も広い範囲で気温が上がる見込みです。

松本総務大臣は閣議のあとの記者会見で、熱中症での病院への搬送件数は、今月3日から9日までの1週間に全国で3964人で、前の週と比べて737人増えたと説明しました。

そのうえで「過去最多となった去年の同じ時期よりは少ないものの、例年と比べると大変多い状況だ。気象庁の予報によると、今後も全国的に平年よりも高い気温になる可能性も十分に考えられる。搬送者数の半数以上は高齢者が占めているので、のどの渇きを感じる前の水分補給など基本的な熱中症対策をお願いしたい」と呼びかけました。