青森 深浦町 大雨で温泉施設一部浸水 通常営業 再開めど立たず

青森県深浦町の温泉施設では、15日の大雨の影響で近くを流れる川の水があふれて一部の施設が浸水するなどしたため、通常の形での営業再開のめどが立っていません。

青森県深浦町にある「黄金崎不老ふ死温泉」では15日、大雨で近くを流れる黄金崎川の水があふれ、施設の間をまたぐように通る町道に流れ込みました。

この町道は去年8月の記録的な大雨で冠水して以降、土のうが積まれていましたが、あふれ出た川の水によって押し流されました。

そして、あふれ出た川の水が町道の土台部分の土をえぐりとったため、宿泊できる新館から町道の反対側にある露天風呂や日帰り用の施設へ向かうことができなくなっています。

日帰り用の施設の電気室にも川の水が流れ込み、一部の施設で停電の状態が続いていて、新館側だけの営業となっていて、通常の形での営業再開のめどは立っていないということです。

黄金崎不老ふ死温泉の支配人、佐藤晃三さんは「去年の8月と同じ場所が今回も被災したので非常に残念に思っている。町とも協議して早急に対処し、通常営業を早くできるように頑張っていきたい」と話していました。

このほか、青森県によりますと、施設のある深浦町では複数の水田や水路に土砂が流れ込む被害などがあったという情報が寄せられていて、県が確認を急いでいます。