日米韓 弾道ミサイルへの対応を想定した訓練を実施

防衛省は16日、自衛隊がアメリカ軍と韓国軍と共同で弾道ミサイルへの対応を想定した訓練を行ったと発表しました。北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイル級の弾道ミサイルを発射するなど安全保障環境が厳しさを増す中、3か国の協力を推進するものだとしています。

防衛省によりますと、訓練は16日午前から午後にかけて日本海で行われ、海上自衛隊とアメリカ海軍、それに韓国海軍から、弾道ミサイルの追尾などを行うイージス艦それぞれ1隻が参加したということです。

日米韓の3か国による弾道ミサイルへの対応を想定した共同訓練はことし4月以来で、発射されたミサイルの情報を共有する手順などを確認したということです。

北朝鮮は今月12日、ICBM=大陸間弾道ミサイル級の弾道ミサイルを発射し、防衛省は従来の液体燃料式より迅速に発射することができる固体燃料式の新型の弾道ミサイルと推定しています。

防衛省は今回の訓練について「日本を取り巻く安全保障環境がよりいっそう厳しさを増す中、3か国の協力を推進するものであり、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くという3か国の関与を示すものだ」としています。