大相撲 名古屋場所 平幕の朝乃山が8日目から休場 左腕のけがで

大相撲の大関経験者で平幕の朝乃山が左腕のけがのため、名古屋場所中日8日目の16日から休場することになりました。

朝乃山は幕内復帰2場所目となる今場所、東の前頭4枚目で臨み、7日目の15日、関脇 豊昇龍に敗れて3敗目を喫しました。

師匠の高砂親方によりますと、この取組で上手投げをこらえて土俵に残った時に左腕を痛めたとみられるということです。

そのあと、名古屋市内の病院で診察を受けた結果、左の上腕二頭筋の部分断裂で4週間の安静を要すると診断されたため、日本相撲協会に届け出て、中日8日目の16日から休場することになりました。

休場は新型コロナウイルス対策のガイドライン違反で出場停止となっていた去年の夏場所以来9回目で、16日対戦する予定だった関脇 大栄翔は不戦勝となります。

高砂親方は「本人は腕を曲げるときに痛いと言っている。本当に残念だが、けがをしっかり治して、また万全な体でいければと思っている」と状況を説明しました。

朝乃山は16日朝、部屋の朝稽古に参加して、しこを踏むなど体を動かしましたが、高砂親方は再出場について、「途中から出られればいいと思っているが、まだ分からない。けがは腕なので、下半身を動かすなどできることはやっておかないと」と述べるにとどまりました。