ラグビー日本代表 NZ代表のセカンドチームに強化試合で敗れる

ラグビーの日本代表は9月に開幕するワールドカップに向けて、熊本市でニュージーランド代表のセカンドチーム、All Blacks XVと強化試合を行い、27対41で敗れました。

ラグビーの日本代表はワールドカップに向けて、今月から来月にかけて毎週土曜日に強化試合やテストマッチを行い、チームの強化を進めています。

15日は、先週6対38とノートライで敗れたニュージーランド代表のセカンドチーム、All Blacks XVと熊本市で再び対戦しました。

試合には今シーズン初めて、日本代表として主力をそろえたチームで臨み、前半、日本はフルバックの松島幸太朗選手が鋭いステップからトライを決めたほか、スタンドオフ、李承信選手のペナルティーゴールなどで13点を奪いました。

しかし、相手の力強い突破や展開力に押され、自分たちのミスも重なって4つのトライを決められ、前半を終えて13対29と大きくリードされました。

後半も3分と11分に立て続けにトライを決められ、一時リードを28点に広げられますが、その後フォワードの突破とバックスの素早い展開から流れを作り、14分と19分にウイングのセミシ・マシレワ選手がトライを決めて追い上げました。

このあとも日本は敵陣でボールを展開してチャンスを作りましたが、要所でミスが出て追加点を奪えず、27対41で先週に続いてAll Blacks XVに敗れました。

日本は来週22日に、今シーズン初のテストマッチとして、札幌市でサモア代表と対戦します。

ジョセフHC「今後はミスをなくしていけば勝てる」

日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチはノックオンなどのミスが目立ったことについて、「All Blacks XVのようなチームに対してミスをしてしまうと得点を取られてしまう。ミスをしたくてしているわけではないが、プレーの集中を改善していくことはできる。後半はいいラグビーをしていたので、今後ミスをなくしていけばテストマッチで勝てる」と前向きに捉えていました。